LINEのオープンチャットが公式リリースされてから約１週間が経ちました。

各種メディアでも色々と取り上げられていましたが、この１週間だけでも随分と進展があります。

しかし普通の大人の皆様はあまりの通知の多さと煩雑さにもう退会した方が殆どと思いますので正確な情報を追えていないことでしょう。

ですのでここで大小数十個のオープンチャットを管理しているわたくしが今週のLINEオープンチャットの動きと今後の課題を簡潔にまとめていきたいと思います。

各種リリース

まずリリース初日〜次の日くらいにかけて、

が全ユーザーに対してクローズされました。

これは新規のユーザーが各グループへ流入するのを防ぐためのものです。

初日は未成年への出会い目的グループなどが乱立してしまったのでまずはそこへ辿り着かせないことを最優先した結果でしょう。

またスタンプや不適切な画像投稿による荒らしはトピックに関係ない新規ユーザーが適当に流入してくることで発生するのでその対策にもなりました。

今日までで、

の対策がリリースされています。一般公開前に下記で私が指摘していたスタンプ連打などの荒らし対策も含まれています。

加えて、内部の監視体制を強化したのか、通報機能も迅速に機能するようになりました。

これで通報が相次ぐユーザーに関しては即座に一時的なOpenChat利用停止が行われたりするようになっています。

ただ、一部で悪意のある集団が無実のユーザーやグループを通報してbanさせようという祭りを繰り広げているようです。荒らしをする専門のグループもできているようなので今後の動向が気になるところです。

今後の課題

今後の課題としては引き続き主に荒らし対策と出会い目的のユーザーへの対策になるかと思われます。

安心してユーザーが使えるようになるためには荒らしを防ぐのが重要です。

なので管理人観点ですが、下記の機能が今後必要になってくると思います。

退室済みのユーザーを強制退室できるようにする
ホワイトリスト方式でNGワードを設定できるようにする
- 例えばABCを含む投稿しか出来ない、とか
- 荒らしが雑に投稿していっても特定のワードを含んでいないので自動で消されるようになる

特に「荒らし逃げ」というのが今流行っていて、これは管理人達を悩ませています。

荒らし逃げというのは「強制退会+再入室不可」を回避しながら荒らす手法になります。

通常、グループにいるユーザーを管理人は「強制退会+再入室不可」させることができるので、スタンプ連打などで荒らしたユーザーがいたら「強制退会+再入室不可」させればもう入ってこれなくなります。

しかし現状の仕様だと自分から退室されてしまうとそのユーザーを「再入室不可」にすることができません。

なのでスタンプ連打などで荒らして即座に自分で退室するというのを繰り返せば延々と荒らしが可能になります。

これを回避するための機能提案が「退室済みのユーザーを強制退室できるようにする」です。

退室したユーザーも後から一覧で取得でき、彼らを強制退室出来るようにすればこれらの荒らしにも対処可能になります。

先にも書きましたが、すでに荒らし専門集団などが現れ始めているようなのでこちらは早めの対策を期待したいところです。

未成年へ出会いを求めるユーザー対策に関しては一旦連絡先のやりとりを自動検知する仕組みで担保するしているようですが、出会い系文化よろしく、すぐ隠語でのやり取りが生まれるはずなのでイタチごっこになるはずです。

なので下記の対策くらい思い切ってやらないと完全な撲滅は難しそうな気がします。

OpenChatを利用するには年齢認証を必須にすると否応無しに格安スマホ勢が利用不可になってしまう問題もあるので悩ましいところですが。

ルーム毎のPush通知はオフにできるが、バッチは届いてしまうので未読数の管理が実質機能しない
- 実装上煩雑で大変なのは理解した上だが、ルーム毎にバッチのオンオフも切り替えられると良さそう
- いっそのことルーム毎の通知をオフにしたらバッチの通知もオフにしてしまってよいのではないか
トークルーム内のテキスト検索機能
- PCだと出来るようだがスマホでも使えると良さそう
定型文での返信
- botが作れるようになると解決出来そう
- 新規参加者にいちいちルールや注意喚起の返信をするのがだるいので