僕が人型ロボットを買うとしたら

先日こんな記事を発見した。

ロボットは人型である必要はない、人型という形にこだわるならば顔が重要だみたいなことを書いてあってなるほどと思った。

たしかに人型であるならば人型であるメリットがあるわけで、そうなるとやっぱり人の温かみが人間であるメリットだという主張もわかる。

もし空飛ぶドローンなら人型だとがさばるし飛ばしづらい。物にはその用途を前提にした最適な形がある。

ところで、Papperというソフトバンクが今絶賛売り出し中の人型ロボットがいる。

あれは家庭用?の人型ロボットだけども正直現状のPepperなら絶対家にはほしくない。

東京住まいの僕の狭い家には僕と奥さんと奥さんが夏に製作したどでかいトトロがいる。

Papperはけっこうな大きさだし、使い道もよくわからない。

だからとてもじゃないけどPepperの居場所はない。

なーんて思っていたのだけどよくよく家を見渡してみると、Papperに匹敵するほどデカイものがたくさんある。

例えば冷蔵庫。

これはPapperよりもでかい。むしろ家で一番でかい。

それなのに今や冷蔵庫の無い家庭などあるだろうかというほどに普及している。

洗濯機やテレビ、その他電子レンジやオーブンもそうだ。

結構な大きさなんだけど当たり前のように数畳を専有する。

これはその大きさでも十分なほど使い道があるから許される。

逆に料理を全くしない人にとっては冷蔵庫はPapper同様に不必要なものになる。

使い道もないのに場所を取るものはいらない。至極簡単な話だ。

じゃあ以上を踏まえてぼくが今住んでいる家にPapperを買うとしたら何を望むかというと、

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 乾燥機
  • 掃除機
  • テレビ
  • 料理
  • お留守番

あたりを管理・代替できる能力のあるPapperならほしい。

Papperが賞味期限管理してくれて、洗濯・乾燥を定期的にやってくれて、ルンバみたいに掃除できて、Papperがテレビになって、冷蔵庫にあるものから適当にご飯をつくってくれて、留守の時にAmazonからの宅配便を受け取っておいてくれる。

これだけできれば僕はPapperを買う。

これなら部屋が狭くなろうがPapperを家に置く意味が十分にでてくる。

料理や留守番は人間のやっていたパートの丸々代替なので人型である意味もそれなりある。

先の記事にも書いていたとおり、コミュニケーションはバーチャルで良い。

その前に現実の面倒な家事雑務を極力減らして、人間がコミュニケーションをするための時間を捻出するほうがロボットに向いている気がする。

現状のPapperがどこまで進んでいるのか追ってないのだけども、今後はぜひ人間から雑務を取り除いて可処分時間を増やす方向の開発が進むことを期待してる。

と、ここまで期待しているだけでは何もはじまらないので日本のロボット開発の未来を担ってくれること間違いなしの高校生達がいるので紹介しておく。

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彼らはFRCという国際ロボット大会に日本人初の高校生チームとして出場する、予定だ。

「予定」というのはなんとも曖昧な言い回しだけどもそれにはわけがあって、なんとこの大会、制作費とアメリカまでの渡航を自分たちの手で調達しなければならないのだ。

その額50万円。

高校生にとっては結構な額だが、こういった開発費の調達も含めて大会なのだという。

厳しいけれどもなんとかして将来のロボット界を担うエンジニアたちにはFRCに出場してほしい。

先のクラウドファンディングサイトでは一口3000円から応援できるので共感した方はスポンサーになってみてはいかがだろうか。

国際高校生ロボット大会FRCに日本からの初出場を果たしたい!

いやはや、お金で若者を応援できるのは大人の特権であるなぁ...