糖質制限について知見を得ようと思って「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」を読んだ
モチベーション
去年の夏くらいから知り合いが糖質制限をしていると聞いて、自分も軽い糖質制限(表題の本で言うところのプチ糖質制限)をしていた。
実際のところ糖質制限をしはじめてから野菜の摂取量が増えたこともあってだいぶ体調が良い。
ただ、実をいうと糖質を控えることがどう体に良い影響をもたらしたのかよくわかってなかったので糖質制限関連でレビューのよかった「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)」を読むことにした。
この本を読んでわかること
糖質が妊婦に与える影響
ケトン体最高だぜ!!!!!!!!
著者の医学会への恨みつらみ
感想
筆者は元は産婦人科の医師であり、当初は妊婦の体調管理を目的に糖質制限をやっていたという。
そのバックグラウンドがあるので妊婦さんについての話が結構多い。
また、この本は糖質制限によってもたらされるケトン体の効果について語られる本なのでとにかくケトン体最高!!!!というテンションで章が進む。
自分の糖尿病克服体験や糖質制限で幸せに暮らす女性などいかにケトン体は素晴らしいのかが延々と述べられるので途中、緑効青汁のCMを見ている気分になった。
このあたりから自分が求めていたものは糖質制限による成功体験ではなくて、糖質はなぜ体に良くない影響を及ぼすのかのメカニズムだということに気づき読むをやめた。
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仕方がないのでまずは糖質摂取が体に与える影響をざっと調べてみた。
ざっとまとめると、
- 糖は唯一の脳のエネルギー源
- 糖を摂取すると血液を通じて前進に運ばれる
- 全身に運ばれた糖はエネルギーになる
- エネルギーにならなかった糖は脂肪になる
専門家じゃないので医学的に正確じゃないかもしれないけどだいたいこんな感じ。
だから糖質制限をすると上記のことが起きにくくなるので体に良いですよ〜ということのよう。
で、あの本の中にかかれてたことは、「糖は唯一の脳のエネルギー源」という常識は実は違っていて、糖がなくてもケトン体という物質が体内で生成されてそれが脳のエネルギー源の代わりになってくれるんだぜ〜という話だったわけだ。
エネルギー源なので糖は取らないといけないと信じられてきたけど、実際はその機能はケトン体で補完できるので、じゃあ糖質制限してもいいよね、と。そんでケトン体万歳最高という話だったわけだ。
正直、この辺りの糖がもたらす体内への影響とかメカニズムを説明してくれるだけでよかったんだけどな。
前回に引き続きまた読む本を間違った感がある。