楽しくプログラミングしよう!
Facebook元役員「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」
この記事を読んで、どうしてボクがプログラムを書きはじめたのか、ぼんやり思い返したから垂れ流す。
以下すべて長文で自分語り。
PC購入
ボクがはじめて自分でPCを買ったのは大学3年の春だった。
たしかMacBookのcore 2 duoの白いあれ。
そのころはMacBook AirとかProが最新だったから型落ちで安かった。
悪しきpocket wifiと抱き合わせで購入。PC自体は4万だった気がする。
サマーインターン
その頃はちょうど就活まであと半年というくらいの時期でDeOAとかミクOOとかがサマーインターンを募集してた。
ボクはド文系の学生だったけど、facebookが日本上陸!というイベントもありSNSというサービスそのものが今熱いのでは?みたいな空気を感じていた。だからそれらのサマーインターンにすごく惹かれて、総合職のインターン希望として応募を提出。
けれども結果は惨敗。
1次とかその次とかで全部落ちた。
すごく認識が甘いのだけど、「インターンなのに落ちるんだ」ってのが率直な感想。すごい悔しかった覚えがある。
で、各面接で知り合いになった人が何人かいたのだけど、その人達が言うにはみんなプログラミングというなにやらよくわからない、けどよく聞く技能に明るい人だったらしい。
ただ、当時のボクでもプログラミングという言葉は知っていた。
なんだっけ、DeOAとGROEが茂木健一郎さんを招いて就活生に未来を語るみたいなイベントがあって、たしかそこで「プログラミングやれよ、くそがっ、ぼけ」みたいなニュアンスのことをあの人が言ってたんだ。その時は「プログラミングなんてできねーよ、くそがっ」って感想だったけど。
なんというか、そういう周囲のプログラミング熱みたいなものは感じてたし、なによりもインターンに落ちたのがすごく悔しかった。
だからプログラミングとやらをやってみようと思ったわけだ。
それがはじまり。
ひきこもり
プログラミングをはじめようと思ったけどまず何をやればいいのかわからなかった。
だけど周囲にプログラミングができる人がいない。文系だからなおさら。
で困ってたわけだけど、偶然後輩でwordpressを弄れるやつがいたから彼にhtmlとかcssというものの存在を教えてもらった。
そんでとりあえず家に籠ってhtml,css,javascriptからはじめた。
最初はPCに向かってること自体が辛かった、なんかダメ人間になっていく感じで。
でも大学に行ってもサークルに入ってる訳でもないし、わいわい溜まれる場所がなかったのもあり、家にいるほうが気は楽という環境だったのでずっと家に居られた。
HTMLとcssとjavascriptだけで3ヶ月くらいやってた気がする。
教えてくれる人がいないと人に聞くのが苦手だったのが相まって、まさに"独学"。
何が正解かわからないし、大して上達もしなかった。
だけどひきこもる技術が身に付いた。あとだいぶ痩せた。筋肉が落ちたから。
Python
これを買った。後輩つながりの友人のススメ。当時、彼はPythonにはまってたらしく薦めたらしい。
よくわからなかったけどそのPythonスタートブックにturtleを動かすというチュートリアルがあってそれにすごく感動した覚えがある。感動して撮った動画までまだ残ってる。
webサービスを作るまでにはほど遠い。
けどとにかく打ち込んだコードが動くというのは最高に気持ちよかった。
PHP
12月、就活解禁。
でもボクはまだ家に籠ってた。
エンジニアとして就活するにはまだ力が足りないと思っていたから、 まずはもっとプログラムが書けるようになろうと思ったわけだ。
だけどwebサービスなんてものにはまだまだほど遠くて、ほんとどうしようもなかった。turtleから先に進めないでいた。すごい毎日不安だった気がする。
で、そんな時に、これはほんとにラッキーだったんだけどさっきのpythonを薦めた彼がエンジニア向け逆求人イベントというものを紹介してくれた。
そんなイベントは存在すらしらなかったけど、エンジニアの知り合いができたらいいなという思いで参加を決めた。
ただ、逆求人イベントには自分で作ったwebサービスを提出しないといけない。
そのときは何も作った事がなかったけど、自分の今できることを相談した結果、とりあえずはPHPからはじめましょうということになった。
はじめてのwebサービス
とりあえずこのPHPの本を買った。
時間が無かったからこの本を2日くらいで全部やった。
MVCについて何も触れてなかった気がするけどそれが逆によかった気がする。
HTMLの上の方にコードを書けば良い。それだけでログイン機能とか作れて感動の連続だった。
寝るのももったいなくて寝ずにとにかく書いた。
そうやって1週間くらいかけて、サンプルコードを改造しながら、はじめてのwebサービスを作った。それがおなログというやつ。
自慰行為を時間管理するというコンセプトで作ったんだけど、それが結構ウケた。
htmlにPHPを埋め込んでるし、セキュリティホールだらけでほんと危険なんだけどもなんかウケた。
プログラミングをはじめてから一番気持ちよかった。
自己表現としてのプログラミング
ボクは自己紹介がすごく苦手。
自分を考えを他人に表現するのが昔からほんと苦手だ。
だから何かオモシロそうなことを思いついても形にできなかったし、人に伝えるのもそんなにできなかった。
だけど、おなログを通じて自分の考えを具現化し、それを他人に示すことができた。
自分の人生の中でかなり革命的事案。
Rubyのコミッタでもあるyuguiさんがるびまか何か*1で、プログラミングは自分を表現する手段みたいなことを言ってた気がするのだけど、まさにそれ。
ボクには自己表現としてプログラミングが最も適していた。
それから2年が経ったいま、ボクの名刺にはOOエンジニアという肩書きがついている。
プログラミングをはじめること
最初に書いたFacebook元役員「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」という記事ではプログラミングを学ばないとこの先、生きていけないみたいなことが書かれているけども、そんな脅迫観念にとらわれながらやる必要はないと思う。
将来役立つかもって思ってやりはじめてもあんまり続かないし。
何より楽しくない。
ただ、エンジニアにならずとも自分の考えを形にすることの喜びを得るという体験は職業に関わらず気持ちの良いことだし最高に楽しい。
組織でエンジニアになると自分の考えを形にするってことができない場合も多いからあれだけど。
だからなんだろ、とりあえずは趣味としてはじめればいいと思う。
釣りとかジョギングみたいな感じで。息抜き程度に。
女の人だったら婚活になる気がするし。
エンジニア*2、独り身の男性が多い(自分調べ)。
エンジニア、ドヤるのが好きだからif文わかんないですーレベルでも絶対教えてくれる。
なんかそのくらいのライトな感じのプログラミングならみんな楽しめるはず。
楽しくプログラミングしよう!楽しく!