目標管理シートドリブン開発はくそ
会社で働いていると目標管理シートというものを書くことがあります。
頻度はだいたい半期に1回~2回ほど。
一般的にもそのくらいらしいです。
誰がはじめたんですかね、このシステム。
最近、目標管理シートについて考えることがあったのでさらっと書きます。
目標管理シートはくそっぽい
まず言っておくと目標管理シートはくそっぽいなーという話です。
誰が取り入れたんだ、これ。
なんというか入社した時から感じてました。目標管理シートというものの限界というか、窮屈さみたいな。
今期に達成すべき目標とかこういう技術を身につけていたいとか工数以内でほげほげ...といったことを長々と記述させられ、そんなモチベーションで書いた紙切れを元にその目標を達成したかどうかで評価が決まると。
なんとも学校の宿題みたいなもんですよね。
だからやらにゃあいかんよの、あの嫌いな野菜を体のために食べるのと同じ感じで仕方なくやってました。
それはそれはくそつまらないんです。そもそも今時点でその半期に自分がやるべきことが全て決まっていて、そのノルマを達成するように働かないといけないなんて作業ゲームじゃないですか。
しかも半期ごとですからね。そんな変わり映えのないゲームはくそですよ。
目標管理シートたんに服従
で、まあそれでもボクはまだ1年目の新入社員で偉そうな口も叩けないし、もしかしたら本気で書いてみたら良さがわかるかもと思って、まじめにそれらしいことを書いてました。
工夫して最低限面白みのある作業ゲームになるよう書けてると思います。
しかしながらですね、先日やっぱり目標管理シートはくそっぽいなと思わせる話を聞いてしまったんです。
それは、
「目標管理シートに書いてあるからやらないといけないんだよねー」
という発言です。
(目標管理シートドリブン開発では?!?!?!)
詳しいエピソード付きで書くと個人を攻撃しているように映るので差し控えますが、これを聞いてほんとくそだなと思いました。
言った本人がくそなのではなくて、この発言をさせてしまっている目標管理シートがくそだなーと。
例えば、「chefを導入します」と目標管理シートに書くじゃないですか。それでさっきの発言のように目標管理シートに書いてあるから必死でchefを導入しようとしますよね。でも本当にchefを導入したい理由は目標管理シートに書いてあるからなんですか?、と。 そのくせ、chefを導入しました!目標管理シートに書いてあることが達成出来ました!目標達成です!給料をあげてくれ!とアピールするじゃないですか。 chefが何を改善できて、どうコスト削減につながったかとかそこが明確になってないこともさることながら、そこに全体を見通す広い視点や当事者意識がないのが非常に問題だなと感じてしまいます。
別に目標管理シートクエストという作業ゲームだとしても、立てられた目標を達成することで間違いなく利益につながるという算段ならばいいじゃねえかと、言われそうなんですがやっぱりそれは違うと思うんです。
タスクコナス、オカネモラウ
タスクを与えられたらこなしちゃうじゃないですか。目標管理シートに課題を与えられたら、こなす。こなしたらお金を貰える。また与えられる..以下繰り返し。
この循環に陥って作り出す機会を見失わせてしまうんじゃないですかね。そういう自分ドリブンで作り出していける人が育たないシステムですよね、これって。
エンジニアとしては致命的。
自発性のない人材育てたいんですかね。
誰がうれしいのか
目標管理シートは評価するときは楽です。
だって0か1じゃないですか。
OOのシステムをOO日までにOO人/日でこなすという目標をたてて、1日達成できなかったとしたら評価は0。できたら1。明文化されてて、さらに数値化までされてると判断が非常に楽。
だから目標管理シートは管理する人がとても楽になる仕組みですよね。
でもそれだとその他の要素や行いが評価できないということで、結局目標管理シートに書いてあること+管理側の裁量αみたいな評価も行なわれてる。
その他の要素や行いまで評価したいなら、いっそのこと目標管理シートなんてなくせばいいじゃんと思ってしまうんですよね...。
この際、年俸+賞与にしてしまえと。野球選手と同じにしてしまえばよいと思う訳です。
評価って難しいとは思うんですけど、目標管理シートが最善ではないと思うんですが、どうなんですかね。
まとめ
とりあえず、当事者意識と作り出す機会の欠如を招く目標管理シートドリブン開発とかほんとやめてほしい。
これが言いたかった。
代替案もないし、偏った視点でまとまりのない話になったけど、そのへんの調整は朝なのでまた今度にします。