継続する習慣をつける方法

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継続してる人の画像

何かを達成するための近道はとにかく続けることだ。

かの永世七冠を達成した羽生善治九段も国民的大スターのイチローも大成するために必要な要素に「継続しつづけられること(みたいなニュアンスのこと)」を挙げていた。

漫画『ワンパンマン』の主人公はパンチ一発でどんな敵でも大体イチコロで倒せるほどの力を持っているが、あの能力は腕立て・腹筋・ジョギングなどを2〜3年欠かさず毎日続けた結果だと作中で言われている。

要はどんなことでも継続することが周囲を圧倒するほどの差を生むということをいわんとしている。

このように何事も長く続けることは大なり小なり何かを成し遂げるためには必須な能力だ。

とはいえ継続するというのはなかなかにして難しい。勉強にしてもダイエットにしてもはじめの1週間くらいはうまくいくのだけど、1ヶ月もすれば大体の人は脱落している。

ライザップでダイエットに成功できるのは、継続するスキルの無い人をトレーナーからの徹底的な管理によって強制的に継続させることができるからにほかならない。ダイエットの方法論が優れているというよりは継続して取り組ませるメソッドが優れている。

やはり我々人間には何かをコツコツと継続する能力はもともと備わってないのだ。

でも何かを成し遂げるには継続するのが近道。となるとどうすればいいか。

それにはまず「継続する習慣を身につけること」がオススメだ。

英語を話せるようになるとか体重を10kg落とすとか、そういったふわっとした目標にむかう前にまず自分の中の継続する能力を磨くべきだ。

この能力さえ身につけば、あとは「英単語を1日OO個覚える」とか「1日Okm走る」みたいな日々のタスクを設定してこなすだけで目標は達成できる。

では継続する習慣を身につけるにはどうしたらよいか。

ここで重要なのは自分は何かを継続することができる!という自信と達成感を感じられるようになることだ。まずはこれだけでもいい。

そもそも継続できない人は成功体験が乏しい。

幼少期や学生時代にコツコツ積み重ねることで受験に成功するとか大会で優勝するとか。こうした経験を積めていないことが多い。

なのでまずは何でもいいから継続するということによって自己肯定感を得られるように自分をプログラムしてしまうのがよい。

そのためにオススメの方法は「目標と関係の無い簡単で小さなタスク」を「2ヶ月続けてみる」ことだ。

例えば僕が今でもよくやっているタスクとしては「飲むヨーグルトを毎朝飲む」だ。もう2年近く毎朝飲み続けている。

だからなんだという感じだが、自分はこれを2年以上毎日欠かさず続けることで何かを継続して続けるということに自信を持てるようになった。

「2年以上毎日続けてることはありますか?」と聞かれてほとんどの人は何も答えられないだろう。その点自分は「飲むヨーグルトを毎日かかさず飲み続けています!」と即答できる。

自信なんていうものは客観的な尺度による必要はないのでどんな些細なことでも自由に誇ればよい。

他には「詰将棋を1問解く」とか「お湯を飲む」とか。何でもいいのでとにかく自分が決めた期間は継続させてみることが大事。

これで小さな成功体験が積み上がる。

あとコツとしては、「いつ」「どこで」という毎日の導線の一部に組み込むことも重要だ。

たとえば僕の場合なら「朝」「冷蔵庫の前で」となる。

生活導線に紐づければ習慣になりやすい。

こうしてどんな些細なことでもいいので継続する自信がついたら、あとは簡単だ。その継続する能力を利用すればよい。

その時に注意したいのは目標を分解する、ということだ。

例えば目標がTOEICで700点取る!であれば、

「毎朝」「電車の中で」「英単語帳のDuoを1日5ページやる」という感じでいつどこで何をという粒度のタスクまで落とす。

こうすればあとは先の継続する能力を使ってそのタスクを生活導線に組み込めば良い。

ただこの具体的な目標達成までの道筋を描いて小さなタスクに分解するのは、目標をまだ達成していない本人には難しいと思うので、その時はプロ(例えば英語の得意な友人とか。ダイエットであればジムのインストラクターとか)に相談するとよい。

それが終わればあとはやるだけだ。



とはいえ現実問題、仕事があったり育児があったりで難しいんですよね...。

言うは易し行うは難しといったところだと思いますが、まずは簡単なタスクを毎日こなして1ヶ月続けてみるところからはじめてみてはどうでしょうか。

今年もやっていきましょう。