読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

詰将棋をやり始めてから頭が良くなった気がする

先日、将棋アドベントカレンダー最近、詰将棋にハマってるというエントリを書いたが、今日は詰将棋をやり始めてから自分の頭に起きた変化について書きたいと思う。

最初に

まず最初にタイトルで「頭が良くなる」と大げさに書いたけど、これは結構雑な表現だ。

自分は脳の専門家ではないし、医療の専門家でもない。

なので定量的なデータでどうこうという話は書けないから、正確に頭が良くなっているわけではないかもしれない。

だけどそれでも今回頭が良くなったと書いたのは過去の経験と比較した個人的な感覚として「衰えている脳が復活した」という明らかな実感があったからだ。

だから、ここからの話は医学的根拠はなく、個人的な感覚レベルで体験談を書いているということになるので、そこを踏まえて読んでもらえればありがたい。

具体的な効果

とりあえず何がどう良かったのかを書いておく。

具体的な効果としては一番大きかったのが記憶力。

特に記憶力の中でも思考中の出力を保存しておく力。言い換えると脳内のワーキングメモリが増えたということだ。

これは日常でも効果を実感できる能力のひとつで、暗算一つとっても脳内で落ち着いて筆算解けるようになったり、地図を見ながら自分のいる位置関係を地図にプロットしてイメージできたりと便利なことが多い。

特に暗算に関しては特別な能力がない人だと、自分と同様に脳内で計算するときに筆算を使ったりすると思うんだけど、その際大抵は2桁x2桁あたりからいきなり計算できなくなると思う。

2桁x1桁だと計算は1段で済むが、2桁x2桁から計算は2段やらないといけなくなる。1段が2段になると急に難しくなる。

その原因はおそらく各段の計算結果(繰り上がり等も含む)を途中で忘れてしまうからだと思う。

脳内のワーキングメモリが増えるとそれらの一時的な計算結果が消えにくくなる。だから落ち着いて計算できる。

これはおそらく詰将棋を脳内で解いているときに余り駒を覚えておいたり、1手増えるごとに非線形に増えていく打ち方のパターンをひとつひとつ潰していく中で一時的なワーキングメモリが鍛えられた結果だと思っている。

元々高校時代、受験勉強をしているときには身についていた能力だけど、大学に入って大して勉強をしなかったのでいつのまにか衰えてしまっていた。

詰将棋をはじめてからそれが戻りつつあることに謎の感動を覚えている。

また、難しい本を理解しやすくなったというのがある。

これはまだ自分も実践中なので記憶力ほど断言できないのだけど、昔読むのに苦労して挫折してた本が読めるようになったという体験があった。具体的にはニューラルネットワークについての本だったのだけど、数式が多くて理解がイマイチだった箇所がパーセプトロンから重み付き和で出力して活性化関数が〜各レイヤーが〜....みたいな流れ図が頭の中で整理され、結果として全体像が見えるようになった。

文章から具体的な図に変換する把握力なのかなんなのかはよくわからんが、とりあえず読解力が上がった気がする。

ただ、これに関しては経験値が上がったからなのかもしれないから詰将棋関係ない可能性もある。

余談だが、青野照市九段の「将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事」に中国のとある学校である1クラスのみ将棋を授業に取り入れるようにしたら、そのクラスの成績だけ頭一つ抜けたという話があった。

だから将棋が脳の何かしらの分野に効くというのはほんとうかもしれない。

期間とやったこと

次にどういうやり方で詰将棋をやっているかというところ。

詰将棋を解き始めたのは去年の10月頃なので期間としてはだいたい丸3ヶ月くらいか。

最初はまず駒の動き方を覚えた。これは適当にググった。

それぞれの駒の基本の動き。玉と金と飛車と角以外は相手の3段目まで進むと金になるとか。

竜と馬が飛角どちらかわからなくなるので、「竜は飛ぶ」から飛車とか覚えたり。そんな感じで1〜2日。

次に詰将棋のルール。

先手ではじまって、王手をやりつづけるとか駒は全部使わないといけないとか。それも適当にググった。

そんで初めはスマホ詰めパラというアプリをやった。

レベル1の問題でも普通に難しいので最初は全然解けない。問題数も1日に2,3問が限界だった。

このときは解けないけどじっくり考えるということを意識したので考える訓練にはなってた気がする。

その後、内容にムラがあるのと決まった手数の問題を何度も解いたほうが良いとプロ棋士の人が言っていたのを聞いたので本を買った。

適当にネットでググって評価が高かった浦野さんの詰将棋本。

後から知ったが浦野真彦といえば詰将棋というほど有名な人なのでどれもハズレは無いと思う。

1手詰ハンドブック

1手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

最初は1手詰でもよかったけど、自分は謎のプライドで3手詰を買ってしまった。

正直はじめは全然できなくて1問解くのに10分とか普通にかかってた。初心者なら1手詰からやったほうが良いかも。

そんな感じで3ヶ月。最初は1日5問、慣れてきて10問、20問と1日で解ける問題が増えていく。

この3手詰ハンドブックは5周くらいした。

今はスマホ詰めパラで5~11手詰、浦野さんの7手詰本から1日5問以上は解くようにしてる。

あと解くときのコツとしては

  • 頭の中で問題を解く
  • 制限時間を決める

というこの2つ。

本だと頭の中で問題を解くしかないんだけどアプリだと1手1手間違えながら先にすすめることができる。

ただ、それだと脳があんまり働かない。

だから基本的には頭の中で問題を解いて詰み筋を読み切ったら駒を動かすのが良いと思う。

あと、制限時間を決めるという点に関して、じっくり考えたほうが良いかもしれないけどさすがに1問に1日とか費やすのは無駄な気がするし、いろんな問題をやったほうが単純に楽しいので続く。

まとめ

  • 詰将棋をやると、主に短期的な記憶力がよくなる効果がありそう。
  • 難しい文章を理解する系の思考力がつく可能性がある
  • 詰将棋は制限時間を決めて頭のなかで詰み筋を読んでから解く

という感じです。

将棋をやってる子供は、なぜ「伸びしろ」が大きいのか?

将棋をやってる子供は、なぜ「伸びしろ」が大きいのか?