相づちを「なるほど」に変えた
非常に個人的なことなんだけど、先月から相づちを「なるほど」に変えた。
じゃあ今までは相づちに何を使ってきたかというと「たしかに」や「へぇー」や「ほぉ」を多用していた。
先月からはこれらのワードの使用を極力控え、意識的に相手の話に対して「なるほど」を使うようにしたんだ。
どうしてなるほど、か
どうして「なるほど」を使うようになったかというと、身の回りの頭良さそうな人達が「なるほど」を多用していることに気づいたからだ。
会社の人達、取引先の人、先輩などなど。
この人知的やな〜って人はなるほどの使い方がうまい。
ここでRebuild.fmのtranscriptionを例にとってみよう(買いました)。
例えば先日のRebuild.fmのWhen in golang,Do as the Gophers Do?では@miyagawaさん、@lestrratさん合わせて17回も「なるほど」を使っている。
この回のshow noteは22個。だいたい、show note1つにつき、なるほどが1つ付く。
収録時間が51分なのでおよそ3分に1回はなるほどと言っていることになる。
特にmiyagawaさんは「なるほどね」が口癖なんじゃないかと思うほど言ってるのでわかりやすい。
だけどこれがうまい具合に会話の潤滑油になったり、話題の切り替えのフックになったりしている。
miyagawaさんはなるほどの使い方がすごくうまくて参考になる。
なるほどの効果
元々ボクは人と話すのが苦手。
特にはじめて会った人とは全然うまく話せない。
人見知りが酷いってのもあるんだけど、何を話したらいいかわからなくなって会話ができなくなる。
だから基本は聞き役になるのだけど、そこで「たしかに」とか「へぇー」を多用してた。
別にこれはこれでいいんだけど、今まではどうもそこで話が終わってしまうことが多かった。
なんでかなって考えたんだけど、たぶん「たしかに」も「へぇー」も話し手に関心を感じられないんですよね。
極端に意訳すると「同意するよ、まああんまり興味ないけど」みたいな感じ。
話す側にとってみたらそこで熱く深堀りして話そうとはなりにくい。
一方、「なるほど」は「全く知りませんでした!便利情報ですね!」みたいな感じになる。
こちらが全く知らないとなれば相手もよく話してくれる。
「なるほど」といえば、相手から引き出せる事柄が増える。
実際に4月は色々と初対面の方と話すことが多かったけども「なるほど」を多用することでうまく会話ができた気がする。
あと「なるほど」のほうが「たしかに」や「へぇ」よりもフォーマルさが増す。個人的な感覚だけど。
上司にありがたい話をされて、「たしかに」や「へぇ」と言うよりは「なるほど」と言った方がへりくだっているように感じやしないだろうか。
なので初対面の人と話すときは失礼な印象を持たれないようになるかもしれない。
コミュ障は「なるほど」を使うと良い
「コミュ障とは、無口な人とは違う」
これは@kazoo04さんの言葉だ。
本当のコミュ障は会話にならないし、よくしゃべる。
ぼくの経験だと、とにかく自分のことしか話せない人で勝ち気のある人はこの傾向にあると感じてる(ブーメランっぽい)。
特に自分が知らない事柄についての会話がすごく下手。
相手に同意するのがすごく下手。
同意することが別に負けってわけじゃないんだけど、この種の人はどうしても素直に同意するのが苦手な人が多いように思う。
そういう人にはこの「なるほど」がとても合う。
いままでだったら自分が知らないことを言われたら、「へぇ」とか「ふーん」みたいな相づちになるか、もしくはよくわからない自分の自慢話や強がり話をしてそこで会話が途切れていたと思うんだけど、ここで「なるほど」といってみる。
そんで、相手の話の事柄について疑問点などを投げる。
それを繰り返す。
そうすると会話がとぎれないし、自分の知らない事柄について詳しくなれる。
一石二鳥。
まとめ
「なるほど」を使うと会話がスムーズに運ぶ。
コミュ障は黙って「なるほど」を使うべき。
以上。